12月13日(水)2,3時間目、2年生では、福祉体験として「手話体験学習」を行いました。
2時間目は、奈良市聴覚障害者協会より奥井様と手話通訳者の山中様を講師として、事前学習で生徒たちから出てきた質問に答えていただきながら、「聞こえないってどんなこと?」と題して、体育館にて手話通訳を通してお話しいただきました。
東日本大震災を新幹線上で経験されたときの様子や、最近は駅のホームでも電車が遅延した場合は電光掲示されますが、昔は放送のみだったので状況を把握できなかったことや、お店のタイムサービスが放送によるアナウンスだけで気が付かず利用できなかったことなど、日常生活の中で困られたことをお話しいただき、あらゆる場面でのサービスのユニバーサルデザイン化が必要だと気付かされました。また、海外の手話事情や旅行時のコミュニケーションの取り方などもお話しいただきました。
3時間目は各学級教室にもどり手話体験をしました。「あいさつ」や生徒たちが事前に覚えてきた名字の指文字を使った「自己紹介」などの手話をご指導いただきました。
本日のお話や体験を通して、生徒たちがともに生活する中で何ができるのか、どのようにコミュニケーションを取ればよいのかなど考え、学ぶ機会となりました。奥井様はじめご指導いただきました皆様、本当にありがとうございました。